若狭小浜のイベント・神事
お水送り
 若狭路に春の訪れを告げるお水送り。3月12日の奈良・東大寺お水取りに先立って、3月2日に小浜・神宮寺と鵜の瀬で行われる送水神事です。鵜の瀬では、神宮寺の別当が送水文を読み上げ、お香水を竹筒から川面へ。
 注がれたお香水は10日間かかって、東大寺の二月堂の若狭井に届くと言い伝えられています。
化粧地蔵と地蔵盆
地蔵さんの縁日は24日、なかでも8月24日は盆の最終日で、この日を地蔵盆といいます。
地蔵さんは、幼くして死んだ子供が賽の河原で苦しむのを救済する菩薩でもあり、子供とは縁が深く、若狭地方では、地蔵盆が子供の祭りとしてにぎやかに行われています。
放生会(ほうじょうえ)祭り

毎年9月14,15日に行われる八幡神社の「放生会(ほうじょうえ)祭り」は、1200年余りの歴史をもつ由緒あるものです。放生会とは「金光明最勝王経」の「流水長者」の故事に基づいて、捕らえられた生き物の殺生を戒め、生き物を買い集めて放ち功徳を積むという儀式。祭りとしては、山車、神楽、獅子舞、大太鼓、みこしが繰り出し、若狭随一のにぎわいを見せます。