支配人 山岸慎一 あいさつ
みなさま、本日はご多忙にもかかわらず弊社の『御食国カレー若狭牛』『御食国拉麺(らーめん)』完成発表試食会にお越しくださりありがとうござます。
この構想が生まれて、もう1年が立ちました。やっと、みなさまにご披露できることができて大変幸せに思っています。
この商品や開発のいきさつについては粗々、みなさまへの案内文章に記載しているので、その文面に書けないことを少し申し上げます。
「ちりとてちん」や「OBAMA大統領」のおかげで、少しずつ全国的にも名が知れてきたと感じる今日この頃ですが、昨年、弊社は創業20年目であり、若狭小浜にもっと人が来ていただけるようもっとたくさんの地域情報を発信しようと心に決めていました。
そんな頃、ある人から「御食国小浜の知名度はほぼ0」と聞かされ、この小浜の歴史ある食のまちの本質をもっと都市部のみなさんに知っていただけたら、まだまだ観光誘客、物産販売ができて地域も栄えるだろうと思っていました。
そして、また同じ前述のある人から見せられた敦賀のラーメン店一力のカップめん。サークルKで売っていたそうです。
298円。ラーメンカップに印字されている一力のラーメン店の写真。
閃光が走りました。
このカップめんに若狭小浜の食文化や地域情報を記載して大都市圏で売ると・・・・・・
千客万来。若狭小浜。間違いない。
(長井秀和ではありません。)
残念ながら、一力のカップめんには若狭はおろか敦賀の情報も記載されていません。おまけに、販売されたのは北陸3県のサークルK。1ヶ月間で10万食売れたそうです。
敦賀の海水浴場前のサークルKではおみやげに一人でいくつも買っていったそうです。
東京で売りたい!東京の人に「若狭小浜は御食国」を手にとってもらいたい。
あれから1年たちました。
「倉庫のれんこ鯛とひしおを全部持っていけ」とおっしゃってくれた小浜海産物の上野様、今回実現できなかったのですが御食国カレー若狭湾の試作のためのえびやイカの相談にのって下った福井県漁連の事務長様、レンコ鯛のスープ開発に協力をいただき、いつのまにか鯛出汁ラーメンを商品化し人気メニューにしてしまった青やんらーめんの青山様、本事業はふくい県産業支援センターのふくい逸品開発事業の助成を受けているのですが、この助成の相談、さらには点数を甘くつけていただいた前理事長をはじめたくさんの皆様の協力をいただきました。
この事業は「鯖街道21」と名づけています。
小浜にも高速道路が延びる。高速道路が安くなる。
本日、皆様に食べていただいたこのカレーとらーめん。
東京のスーパー、コンビニで手に入るようになる。若狭を思う。若狭に人が来る。
この世紀の鯖街道は、京都だけでなく、大阪、神戸、名古屋だけでもなく。日本最大の人口エリア関東からも、そのうち航続距離の長い電気自動車に乗って、こっちにやってくる。
そんな、妄想に向かって、本日第一歩を踏み出しました。
そのためには、まだまだこれからも皆様のご協力が必要です。
なにとぞお力をお貸しください。
そして、当ホテルは、御食国の名に相応しい料理自慢のホテルとしてこれからも努力してまいります。
これからも変わらぬご愛顧をいただければ幸いです。
簡単ではございますが、ホテルアーバンポートの代表としてのご挨拶とさせていただきます。